代表的な性感染症である「クラミジア」は、感染しても約50～80％の人に自覚症状が現れません。 無症状でも他人に感染させる可能性があるため、症状がないからといって安心はできません。

何らかの症状があっても、それが性病によるものかを自分で判断することはできません。 よくある「Yes／No形式の症状チェック」では、あくまで一般的な傾向しか分からず、 ご自身の状態を正確に把握するには、検査が唯一の方法です。

「性病はセックスでしか感染しない」と思っていませんか？
たしかに主な感染経路は性行為ですが、最近増加傾向にある梅毒はキスでも感染することがあります。 また、多くの性感染症はオーラルセックスによってもうつります。 少しでも心当たりがあれば、検査を受けましょう。

性病は自然に治ることはなく、放置すれば症状が悪化したり、不妊の原因になることもあります。 適切な治療を早期に受けることで、回復も早くなります。 「早期発見・早期治療」が何より大切です。

クラミジアや梅毒など、多くの性病には免疫がつきません。 そのため、一度治療しても再び感染するリスクがあります。 治療後も予防を心がけることが重要です。